プロフィール

私の幼少期は引っ込み思案で泣き虫、「あれが欲しい」「これをしたい」なんて事を一切言わない、いや、一切言えない子でした。
何かをしてもらいたい時はとにかく目や態度で訴えて困ったときには泣きの一手で相手が「これ?」「あれ?」と言ってくれるのをひたすら待つ念力の強い子供でした。
特別厳しく育てられたわけではなかったし、大体の大人は子供好きなのでその念力にやられていろんな物や状況を提供してくれるので変にカンが鋭くなり、さらには兄が失敗を最初にするので「こうゆう時はこうだな」と無駄に怒られないような行動も身に付きましたが、子供社会の中ではそう簡単にはいきません。
子供はやはり子供であり、男の子は特に幼稚なので、そんな自分の念力は全く通用せず、普段染みついた泣きグセが仇になり、幼稚園ではクラスメイトに泣かされて帰ってくる日々で毎日がイヤでイヤでしょうがありませんでした。
ただ、大人を交えたプライベートではその念力をいかんなく発揮し、充実していたのでよかったのですが、成長してくるにつれそんな事は通用しなくなります。
その頃には自分の意見をハッキリ言える子、行動できる子が自分を成長させ、いろんな欲求を手に入れて少しずつ大人社会に馴染んでいきます。
私は出遅れてしまったのです。
周りは素直に成長していく中、自分は深読みする性格が邪魔してどう大人になったらいいか分からなくなって焦る毎日でした。
進路は?
将来何になりたいのか?
結婚するのか?
子供は欲しいのか?
あまりにもいろんなことがいっぺんに襲ってきた時、今では認知されてるある病気にかかりました。
パニック障害です。 19歳の時でした。
その時はそのことが原因とは一切分かりませんでした。
映画館で映画を観ていたんですが、ショッキングなシーンになった時、いきなり動機が激しくなり食道が痙攣するような感覚に襲われ、今にも吐きそうになったので慌ててトイレに駆け込んだのを憶えています。
ただ、トイレにたどり着いたところでケロッと治ってしまうんです。
もともと神経質な性格なので単にビックリしただけだろうと思ったんですが、次の日から外食している時、何かのイベント等で人に挟まれるような状況で席に着いたりする時なんかはすぐに発作が襲ってくるようになり、次第に席は端っこ、食事する時でもトイレの位置を最初に確認してすぐに逃げ込める導線を確保してから席に着いたり大変でした。
一番つらかったのはこのころです。
自分の場合は電車に乗れないとかはなかったんですが、外食が出来ないというのはかなりしんどかったです。
どうしても誰かと外食しなければいけない状況はあるのですが、そんな時に相手の事よりも「吐かないだろうか??」と全神経をそっちに集中させている時間というのはとてつもなく不安で苦痛でした。
ましてやそんな病名、病名どころか病気とは思わないし、嫌な意味で自分だけの特別な何かだろうと思っていたのでどこにも相談するところもなく参っていました。
とにかく改善する糸口が全く見えなかったのでこのまま誰にも分からないようにそんなそぶりも見せずに生活していこうと取り繕っていました。
そうなると毎日がストレスです。
何を考えるも何をするにもネガティブにしか働きませんし、その状態で明るい未来なんて全く見えません。
おまけに眠れません。
そんな状態が10年ほど続いてようやくメディア等でパニック障害だの適応障害だのという単語が出始めて自分でも認知できました。
眠れなかったので病院に通って薬をもらい、飲んでいるうちは良く眠れて体も脱力出来ていたので毎日の不安は軽減されましたが、その先の展望が見えないんですね。
薬飲まなかったらまた寝れないじゃん。
薬以外にも経過観察の診察があり、ストレス緩和のグループミーティングをどうですかと勧められることがありましたが、疑ってかかっているので診察は親身に感じられない、グループミーティングなんて恥ずかしいと拒否していました。
ただ、救いだったのはそれではダメだなと自分自身で気付いていたことです。
薬を飲んでいても最終的には自分自身で行動して改善の方向へもっていかないと単なる薬漬けの生かされてる人生になると。
そんなつまらなく生きる目的も希望もない人生は絶対にもったいないと思っていたので、薬は治すための物じゃなくて活用するものと考えるようにしました。
今思うと、先生の診察やグループミーティングも活用と言う意味ではガッツリ乗っかってしまった方が良かったかもしれません。
それからは一新して、心身の改善に向けてありとあらゆる取り組みをしています。
40過ぎた今でも完治はしていませんが、そのおかげで症状はかなりうまくコントロールできていると思います。
それは今の自分の自信にもつながっています。
根本の神経質な性格はそのままですが、自信を持つことによってあらゆることが前向きな思考になりました。
意見もハッキリ言えるようになりましたし、行動力が半端なく向上してます。
性格は変わらなくてもいいんです。
それを補うための武器や防具を身に付ければいろんなことに対応できます
あなたがピンチの時、助けてくれる人はたくさんいると思います。
家族、学生時代の友人、職場の仲間、趣味の仲間,

相談すれば皆がいろんな形で優しく手を差し伸べてくれます。
ですが、立ち上がるのはあなたです。
あなたが考え、決意し、行動して失敗を糧にリトライする。
周りの手助けを活用して、自分自身で立ち上がってください。
しかも継続的に。
自分を褒めたり励ましてくれるのは周りの人ではなく今まで行動してきた過去の自分だけです。
私はこれを経験したので、自信を持って言えます。
だから今の生活があるんです。
自分は遠回りしましたが、この経験をあなたに活用してもらって、もっと早く体の不調を改善し、自信と目標をもって毎日気持ちのいい朝を迎えてもらえることを願い、それが私へのフィードバックとなってさらに自信がつけばもっと毎日が楽しくなるはずです。
なので、このブログは正直に発信します。
私の主観100%で活動していくので意見にそぐわない方も見えると思いますが、そんな時はその記事だけすっ飛ばせばいいんです。
あなたに有益な記事だけ読んでもらい、さらにその有益な記事の中でももっとふるいにかけて必要な所だけを栄養にしてもらえればいいです。
このブログの信者を作りたいとは思いません。どちらもWINWINであればそれで良しです。